洪川書 印可証明の偈

洪川書 印可いんか証明しょうめい

 

縦134.7センチ 横30.2センチ

 

明治11年秋、洪川宗温のもとで辛酸苦修を重ねた宗演は、同15年歳末、わずか4年半足らずで洪川の室内を究め、その印可証明を受ける。

 

『嶮差多端古巌前 擲命深潭凌苦屈

一死再蘇龍子吟 嘔阿透徹九渕窟。

若之演禅士、用力於参学久矣、既究尽余室内

之奥義、乃投一偈伸暢長時苦屈之情、老僧不

勝祝着、用其韻示証明之意、円覚洪川。』

 

龍子(俊英の弟子)を得た洪川は、翌年の秋、越渓守謙に懇請して宗演を譲り受け、円覚寺派に転派させる。