木造 聖観音菩薩立像
Wooden Shokannon Bosatsu Ryuzo
An important cultural heritage.
重要文化財

像高134.5cm・寄木造り・彩色玉眼入り

かつては鎌倉尼五山の筆頭、太平寺の本尊であった。大永6年(1526)里見氏が鎌倉に乱入した際、ときの住持青岳尼をはじめ、仏像・仏具のたぐいを奪い去っていった。寺はこの事件により廃絶したが、東慶寺の要山法関尼が交渉した結果、本尊だけは鎌倉へ移すことに成功。これを喜んだ北条氏綱が、聖観音菩薩立像を東慶寺に寄付したと伝えられる。

像には、粘土を型に入れて作った花形をはりつけ、表面を彩色した土紋の装飾が施されている。鎌倉地方独特であり、鎌倉時代末期から南北朝にかけて造られた数体にしか見られない貴重な装飾法であるといわれている。


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